新型コロナウィルスによる物流への影響

時間:2020-06-29   アクセス:1420

1. 武漢市内の状況
新型コロナウイルスの流行の中心地となった武漢市では、公共交通機関および港湾施設が閉鎖されていることが各種メディアで伝えられています。中国では 1 月 25 日から旧正月が始まったため、今週は中国発着の荷動きは少ないものの、旧正月明けの物流への影響が懸念されています。
【武漢港について】
武漢港は中国最大の河川港であり、上海などのハブ港で大型船から貨物を積み替えた多くの内航船やバージが使用しています。日本との物流については、昨年に、日本各港と直接つながるコンテナ航路が開通するなど、湖北省に多数進出している日系企業の貨物は武漢港を経由して輸送されています。
1 月 29 日現在では、中国海事局の通達により 1 月 24 日より武漢港でのコンテナ船着岸および荷役作業が停止されたため、緊急物資や生活必需品の輸送船以外の寄港は許可されていません。また、武漢から 200 キロメートル離れた湖南省岳陽が代替の港として当局より挙げられていますが、港湾閉鎖前に各地から武漢向けに出荷された貨物の多くは、
上海など途中港のヤード内に留置された状態です。
【武漢市の道路状況について】
1 月 26 日午前 0 時より、許可された物資輸送車、無料公共交通車両、公務用車両を除き、中心市街区での車両の通
行が禁止されました。
【武漢市内の公共交通機関について】
1 月 23 日より、公共交通機関(地下鉄、路線バス、長距離バス、フェリー)を運休し、空港と鉄道を閉鎖しています。

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